妬むより妬まられる存在になれ(0日目)
人間誰しも嫉妬心が生まれることがあります。相手の出来が良かったり、友達が多かったりと劣等感から生まれる妬みの気持ちが態度に出たり、酷い時はいじめのような人を陥れるような行動を起こしたりします。私が読んでいるビジネス本では「妬むより妬まれる存在になるべし」と書いてありますが、嫉妬心は本当に悪なのでしょうか?
よく貧乏な家庭から脱出するために起業したりスポーツ選手になったりするサクセスストーリーがありますが、貧乏も他人との比較であるために嫉妬心という言葉の括りに入るのではないかと思っていました。
例えば、野球解説者の野村克也氏は家が貧乏であるがために野球選手になってお金を稼ごうと思い、最終的には歴史に残る名選手までに登り詰めました。(日本プロ野球で歴代本塁打数第2位等)その後は監督として日本一も経験し、今でも野球解説者として活躍しています。
野村克也氏の経歴から見えることは、ある感情を湧き上がった時に行動に移す手段が違うことです。
例)
A.貧乏だから富豪は憎たらしい→嫉妬心→どうやって富豪からお金を取るか
B.貧乏だからお金持ちになりたい→反骨心→どうやってお金持ちになるか
このように自分が置かれた境遇に対してどういった感情で対応するかによって変わります。嫉妬心、反骨心を持つときに行動原理が変わるのだと思います。妬まれて陰口言うのか嫉妬心、どうしたらこの人のようになれるかと思うのが反骨心なのかなと思っています。また2つの違いとして嫉妬心は相手を陥れるスキルが上がり、反骨心は自分の潜在能力が上がります。
結論として嫉妬心は悪であると思います。成長を捨ててしまうという意味で持つ意味がない感情です。それよりも自分が劣等感を感じたときに、いかに反骨心を持って行動することが大事であると思います。